職員研修「エンゼルケア」
「ななふく苑」は特別養護老人ホームなので、中重度で要介護の高齢者が多く入所しており、延命処置をせず、できるだけ自然な形で穏やかに最期を迎えたいと希望される方には「看取りケア」を行い、人生の最期の大切な時をともに過ごさせて頂いています。
お亡くなりになられた時はお体をきれいにさせて頂き、着物を着てお化粧をする旅立ちの準備を職員が行います。
そして共に暮らした入居者、職員皆で見送らせていだいています。
今回の研修では「エンゼルケア」を習得することを目的に研修を実施しました。
エンゼルケアを行う上で、全身の身だしなみを整えるエンゼルメイクは、生前の面影を取戻し、ご家族にもグリーフケアをもたらす重要なケアの一つです。
医務部主任を講師に、エンゼルケア(死後の処置)について必要な知識、手順、そして着物の着せる技術などについて学びました。着物は左前に襟を重ね、帯は縦に結ぶなど、普段の着物を着方との違い等も学びました。また実際にデモストレーションを行いました。
看取りに携わらせていただいている私たちにとって大変有意義な研修になりました。